栃木県・那須高原で、キャンプ場の一期工事がスタートしました。
広々とした敷地に、どんな景色が生まれていくのか――想像するだけで胸が高鳴ります。

オーナーさんは林業もされていて、木や自然への思いがとても深い方。
できることはオーナーさんにお願いしながら、
私たちはこの場所に、石や木を使ったしっかりとした骨格をつくっていきます。

ここには、先代が大切に集めてきた「那須岳の石」がたくさん眠っています。
地面を掘れば、ゴロゴロと顔を出す那須の石たち。
大きな石も多く、これまで手つかずだったものもありましたが、

私たちにとっては、まさに宝物。
ひとつひとつの石に出会うたびに、

この場所の物語を形にしていく喜びを感じています。
そして、先代が残してくれた10m級のヤマボウシやモミジ。
ふつうの庭ではなかなか使えない大きさですが、
この広い場所なら、のびのびと生かすことができます。

大事にしているのは、地割。
山からの水の流れを取り込み、高低差を活かしながら、
この地ならではの自然のリズムをそのまま形にしていきます。

標高が高いため、4月でも葉がまだ出ておらず、
樹木の移動もスムーズに進めることができました。
仲間たちの力も借りながら、現場は順調に進行中。
この場所がどんな景色に育っていくのか、今から本当に楽しみです。
続きは5月下旬へ。
ワクワクが止まらない現場です。